『Mon manuel de Survie/サバイバル・私の手引書』
−夫と別れられない女性のために−

アン・ダオ著 JCL出版(カナダ)2003
コレクションPSY populaire (136ページ/11×18cm) 
画家でもある著者のイラスト(モノクロ)30点入り
カテゴリー:自己啓発(結婚、夫婦の葛藤、男と女の関係、対立の管理)

夫と別れられない女性のために
「彼との生活は地獄だ…でも私は別れない」

 奥さん(または、ご主人)、これはあなたのために書かれた、ちょっとした考察を促す本です。
 著者アン・ダオはふつうの生き方からはほど遠いところにいます。ものの見方と行動のパターンを変えることが、夫との真に新しい生活の出発点になるとアンは確信しています。著者アン・ダオは、自分自身の経験と他の人々の経験を引き合いに出しながら、初めこそはあなたの気持ちをぐらつかせたり、ショックを与えるかもしれない提案をします。しかし彼女の伝えようとするところは明らかです。すなわち「離婚という引き金を引く前に、あなたの愛にチャンスを与えるべきであり、あなたの愛を救うために、なすべきことすべてをやってみるべきなのです。」夫と別 れるという手段を除外せざるを得ない場合、よりよい生活への希望なしに、黙って苦しむことに甘んじなければならないのでしょうか。アン・ダオはそのような暗い生き方を強く否定します。

 ここ数十年、人々が独立、自己充足を理想にかかげてやってきたのはいいけれど、それによってどれほど人々は苦しんできたことだろうか。ある日、その身辺でいくつもの親しいカップルが別 れていくのを見るのに嫌気がさしたアン。あたかも「愛が冷める病」に冒されたかのように、カップルが縁を切り、別 れていく。こうした別離のひとつひとつがその美しさ、その夢の消滅を意味している。誰も共に生きることができなくなっている。それでいて誰もがその生活を愛する人と分かちあいたいと願っているのだ。当然ながら夫婦のあいだにはさまざまな問題がある。しかし、その問題を乗り越えるために人は大した努力を払わない。パートナーを次から次へと取り替えていくよりも、問題を解決していく途上で深い関係を築いていく方が興味深いことなのに。アンは自分自身の苦い経験から、安易に夢を捨てないための、サバイバルのルールを確立し、実践した。

 しかし、それでもなおかつ問題が解決されないときのために、アンは2冊目の本の執筆も考えている。題して『サバイバル・私の手引書−夫との生活が不可能になった女性のために−』


本書の構成:目次
  • はじめに
  • 「それ以前」
  • 「そのあいだ」 サバイバルのルール その1〜その9
  • 「移行」ものの見方を変える
  • 「その後」再建の道具: 道具その1〜その8
  • マルセルとマリ・マドレーヌの生活
  • 結論

著者略歴

1959年サイゴン(南ベトナム)生まれ。マラリア専門の医者であった父の仕事で、幼いときからアフガニスタン、アフリカの各地に住む。パリ在住。二児の母。 (詳しいCV